風呂敷講座-ふろしき講座の中で触れる予定*ですが、風呂敷(ふろしき)の基礎知識をご案内いたします。
予備知識として風呂敷講座を受講前にご覧頂けましたら幸いです。
*主催様側で風呂敷講座で時短等のご要望がある場合は省略させて頂く場合もあります。
風呂敷-ふろしきの四方の長さの基本
風呂敷は正方形に近い形で、横より縦の長さが2~3㎝長いのが基本です。
しかし、現代においては製造の都合等々で、横と縦の長さがほぼ同じ正方形のタイプが多く生産されています。
弊社で企画販売しております「会津木綿の風呂敷」は昔ながらの基本を守り、縦が若干長いサイズに仕上げております。
風呂敷-ふろしきの上下左右の見分け方
<洗濯ラベルの位置から判断する場合>
風呂敷に一枚の絵のような模様がある場合は判断が付きますが、そうでない風呂敷は上下左右はどう見分けたら良いのか…と悩んだことがありませんか?
見分け方は風呂敷の裏面をご覧ください。洗濯ラベルが付いている風呂敷でしたら、洗濯ラベルの位置をご確認ください。裏面にして右下の位置に洗濯ラベルが付いている場合がほとんどです。
※1 洗濯ラベルの位置は例外もあります。
※2 風呂敷に洗濯ラベルを縫い付けしなければならないという義務はありません(消費者庁より)。
<風呂敷の縫製から判断する場合>
風呂敷は上下が縫製してある場合が多いですので、縫い目がある方が上下で、生地の耳がある方が左右です。
※四方が縫製してあるふろしきもあります。
<風呂敷の織り目から判断する場合>
生地は様々なタイプの織り方の風呂敷があります。生地には向きがあります。
縦横特長のある織り方の生地では織り目からも判断することができます。
風呂敷-ふろしきのサイズと用途について。
45㎝程度→袱紗として
48~52㎝程度→お弁当。ティッシュカバー。小物用風呂敷バッグ。
68~70㎝程度→菓子箱。ワインを包む。風呂敷バッグ。リュック。帽子。
75㎝程度→菓子箱。ワインを包む。お重箱。風呂敷バッグ。リュック。ボール。
90㎝程度→大きめの箱。お重箱。ふろしきバッグ。一升瓶を包む。大きなスイカ。
105㎝程度→風呂敷バッグ。一升瓶を包む。カバーとして。ボレロとして。
120~130㎝程度→風呂敷バッグ。クッションカバー。雨の日キャスターバッグカバー。
175㎝程度→段ボール・大きな荷物を包む。カバーとして。掛布団を包む。座布団を包む。
200㎝程度→大きな荷物を包む。カバーとして。敷布団を包む。カバー。
230㎝程度→大きな荷物を包む。カバーとして。テーブルカバーとして。
風呂敷のサイズと用途はおおよその目安です。他、使う方のアイディア次第で!
ふろしきの大きさを表す単位に「巾(はば)」という言い方があります。
一巾(ひとはば)は、おおよそ36㎝~38㎝位です。※例外もあります。
昔は着物の生地で風呂敷を作っていました(現在も一部あり)。
反物の横の長さは機織り機の巾できまります。機織り機のメーカーや製造年代等々の理由によって差があります。
風呂敷の生地を織る機械は変化していますが、風呂敷の大きさを表す単位の呼び方は現代に受け継がれています。
風呂敷屋さん等の専門家以外にはセンチを使った方がスムーズに伝達できるように感じています。
また、風呂敷メーカーさんによって又同じメーカーさんであっても、商品によってサイズが若干異なることが多々あります。
包む物が決まっていて大きさがギリギリだと予想される場合は、具体的な商品名をあげて㎝でお聞きするようにしています。
中巾45㎝、尺三巾50㎝。二巾70㎝。二尺巾75㎝。二四巾90㎝。三巾105㎝。四巾130㎝。五巾175㎝。六巾200㎝。七巾230㎝。
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